誰でも一度は思ったことがあるんじゃないでしょうか。
「あの人がこう変わってくれたらいいのに」 「なんでわかってくれないんだろう」
家族、パートナー、職場の人、友人…。 相手を変えたい、変わってほしいと願ったこと。
でも、残念ながら他人を変えることはできないんです。
人が変わるのは、本人が変わりたいと思った時だけ

もし誰かが変わる可能性があるとしたら、それはその人自身が「変わりたい」「変わってもいいな」と思った時です。
あなたの言葉が、たまたまその人の求めていたものにぴったりはまった時。
そんなまれな瞬間だけなんです。
変わりたいと思っていない人を、こちらが意図したように変えることはできません。
たとえあなたが正しくて、相手が間違っていたとしても。
相手が変わらないのは、あなたの努力不足じゃない
「もっと伝え方を工夫すれば…」 「もっと頑張れば、きっとわかってもらえるはず…」
そんなふうに自分を責めていませんか?
でも、相手が変わらないのは、あなたの努力が足りないからじゃないんです。
例えば、大谷翔平選手のことを考えてみてください。
世界で大活躍する野球選手である大谷さんは、そのためにものすごい努力をしています。
彼の姿を見て「すごいなあ」と思う人はたくさんいるはずです。 憧れたり、「よし自分も頑張ろう」と思う人も多いでしょう。
でもその先、実際に行動に移す人は、そのうちの何分の一かだけ。
全員が行動しないのは、大谷さんの努力が足りないからでしょうか?
違いますよね。
受け取る側に変わる気があるか、行動する気があるかどうか。 決定権は相手にあるんです。
大谷選手のグローブが教えてくれること

大谷さんが小学校にグローブを寄贈したことがありましたよね。
子どもたちに野球に触れる機会を作ったり、スポーツやチームワークを学んでほしいという気持ちからだったそうです。
実際にグローブに触れたりキャッチボールをやってみて、野球を始めた子もいるでしょう。
大谷さんに触発されて、野球じゃなくてもほかのスポーツを始めた子もいるかもしれません。
一方で、スポーツには興味がなくて、一人で黙々と読書をするのが好きな子には、変化がなかったかもしれません。
でもそれでいいんです。
決定権は相手にあるのだから。
相手を変えようとするのをやめたら、楽になれる

だから、相手を変えようという希望はあきらめましょう。
諦めるって、なんだかネガティブな感じがするかもしれません。
でも、相手は変わらないという前提に立ったとき、初めて「じゃあ自分がどうすれば快適になれるか」に知恵を絞ることができるんです。
相手に期待せず、自分ができることを一生懸命やる。
誰かを変えようなんて思わずに、ただ自分ができることに集中する。
それって、いわゆる「背中を見せる」っていうことなんですよね。
その姿を見て、相手の心が動くこともあるかもしれません。
でもそれは、こちらのコントロール外のこと。
相手が何を感じるか、どう受け取るかは、相手次第だからです。
ちなみに「背中を見せれば相手が変わるかも」と期待してやるのは無しですよ。
そういうのは何故かバレちゃうので、逆効果だと思ってくださいね。
自分ができることに集中しよう

相手を変えることはできないという前提で、自分ができることを工夫しましょう。
相手をコントロールしようとするのではなく、自分の人生を自分でよりよくしていく。
その方がずっと、あなた自身が楽になれるはずです。
そして不思議なことに、自分が変わると周りも変わって見えてくるものなんですよね。
イライラしていた相手の行動も、「ああ、この人はこういう人なんだな」と受け入れられるようになったり。
それって、自分の人生の主導権が自分に戻ってきたってことなんですよね。
相手を変えようとしているうちは、相手の行動に自分が振り回されている=主導権が相手にあるのと同じですから。
そんな生き方は、つまらないと思いませんか?
自分の人生は、自分でよりよくしていくことができるんです。
自分ができることに集中する。
そうすれば、毎日がもっと楽になって、楽しくなっていきますよ。

